②必見!満室アイディア
モデルルームでは生活感をイメージさせてはいけない?!
モデルルームとはお客さま(お部屋を借りたい方)に対して、生活をイメージさせてそのお部屋を借りたいと思ってもらうために行います。
空室対策としてモデルルームを作ることはとても効果的です。
戸建の購入の際にも、住宅展示場などでモデルハウスなどを見学してから購入する方が多いと思います。
モデルハウスにはリビングや寝室などにベットやテーブル、椅子などを設置してこの家で生活することをイメージさせます。
実際には、生活をしていくと掃除が行き届かなかったり、荷物が増えてきたりと思い描いていた理想の住空間とかけ離れてきてしまいます。
モデルルームはあくまでもリアルな生活感を出す必要はなく、一つの理想像を提案する場所となります。
極論ですが、賃貸物件のモデルルームに生活に必要な家具や家電は必要がないと考えます。
家具や家電を設置してわざわざこのお部屋が狭いお部屋ということを強調する必要はないのです。
カーペットを敷き、その上にゆったりとした椅子、フェイクグリーン、スタンド型の間接証明などを設置するのが効果的です。(引き算の考え方)
実際には、上記の家具は1Kや1LDKで必ずしも必要な家具ではないかもしれません。
人間は、椅子に座るとその場所に安心感が生まれます。それが座り心地いいものであればそこに長く滞在したいと思います。
飲食店でも回転を早めたいお店は硬い椅子や狭い空間を用意し、長く滞在してほしい居酒屋などはゆったりした場所を提供しております。
住居に必要なものは安心感とその場所に長くいたいと思う気持ちだと思います。
カーペット、フェイクグリーンやスタンド型の間接照明はお部屋をスタイリッシュにする要素もありますが、築年数が経過した物件にこそ効果的です。
家具が置いていないと、傷や汚れが気になりますが、家具に目が奪われ(アイキャッチ効果)小さい傷や汚れに目が向かない効果もあります。
良いことが多いモデルルームの設置ですが、運用面からすると手間はかかります。
家具の購入→家具の設置(原状回復後)→家具の回収(入居者が決まった時)→家具の保存(次回空室時まで)
この部分を管理会社で全て対応してくれる場合もありますが、基本的にランニングコストがかかってきます。
もちろんご自身で行うことも可能ですが、遠方の物件の場所、なれない搬入搬出作業、原状回復や入居のタイミングなどを捉えておかないといけないなど多岐にわたります。
管理会社に頼む際にモデルルームの対応をしてもらえるかどうかを事前確認していおくことはとても重要です。
一度家具を購入してしまえば運用コストだけなので、ADよりコスパは良いモデルルームですが、その分手間がかかることも事実です。
イケアやニトリなどにモデルルーム用の家具がリーズナブルに購入も可能ですので、収益物件のお部屋をイメージしながらどのような家具が効果的か見てみるのも良いと思います。
モデルルームに大切なことは、本当の生活感を出さないことです。