⑩必見!満室アイディア 入居率向上と長期入居
所有している賃貸物件の空室対策は不動産経営において非常に重要です。
今回は、"入居率の向上と長期の入居"につながるアイデアを紹介します。
◼️入居率の向上
入居率をアップさせるアイデアとして、お部屋の設備の充実やペット可物件へ変更するアイデアをこれまで紹介してきました。
今回は、入居率アップに効果的な初期費用に関する対策です。
賃貸へ入居する際に発生する初期費用としては以下のようなものが挙げられます。
・前家賃1ヶ月分
・敷金
・礼金
・クリーニング費
・鍵交換費
・家賃保証費用
・サポート費
・火災保険
・仲介手数料 など
月額6万円の家賃では、通常入居者は初期費用として30万〜50万程度払うことになります。
実際には単身者向け物件でそれほどの初期費用を用意している方は少ない状況です。
入居者としては、引っ越し費用や家具・家電の買い替え費用もあるため、初期費用をできるだけ抑えたいと考えています。
そこでおすすめしたい対策が、敷金と礼金を無料にして初期費用を減らすことです。
敷金・礼金がある物件に比べて初期費用が大幅に減るため、入居してもらいやすくなります。
注意点としては過度な値下げをしないことです。
賃貸を探している方は、似たような物件を比較検討しています。
仮に初期費用の相場が30万だった場合は、半額の15万でも十分魅力的な物件になります。
初期費用の料金は、類似の物件を数件確認して相場をチェックしてから決めましょう。
続いて紹介するのは、長期入居へ繋げるアイデアです。
入居者は何年も住んでくれるわけではなく、様々な理由で退去していきます。
特に更新のタイミングで退去される方は多いです。
更新のために費用が発生する物件だと、更新費用を払うのを嫌って別の物件へ引っ越しをしてしまいます。
そのため、更新費用を無料にする・半額にするなどの対策を打てば、長く住んでくれるようになります。
しかし、単純に更新費用を無料化してしまうと、その分収入も減ってしまいます。
例えば、1度目の更新では0.5か月分・2度目の更新から無料といったやり方をとることで空室対策しつつ収入を確保できます。
また、更新のタイミングでプレゼントを渡すやり方も効果的です。
おすすめのプレゼント
・生活消耗品(掃除用品や洗剤など)
・タオル
・食品(お米・調味料の詰め合わせなど)
・設備追加(ウオッシュレットなど)
入居者によって何が欲しいか変わるため、プレゼントを選べるようにしておくと、より入居者の満足度を上げられます。
今回は初期費用を減らして入居率を上げ、更新費用を減らすことで退去率を下げる方法を紹介しました。
ただ、無理な対策をして収入を下げてしまうと、経営もままならなくなるため、バランスを考えながら実行に移すようにしましょう。